プランター栽培のコツ|ベランダで野菜を育てる方法
たけさん、うちマンションで庭がないんですけど、ベランダでも野菜って育てられますか?
もちろん!俺も最初はアパートのベランダでプランター栽培から始めたんだよ。ミニトマトとかバジルとか、めちゃくちゃ楽しかった。
へえ、プランターでも結構育つんですね!でもプランター選びとか土とか、何を揃えればいいか迷いそうです…
そうだよね。プランターのサイズとか水やりとか、ちょっとしたコツがあるんだ。ベランダ菜園のポイントを解説していくね。
お願いします!ベランダで採れたて野菜、憧れます〜!
プランター栽培のコツ|ベランダで野菜を育てる方法
「庭がないから家庭菜園は無理」と諦めていませんか?実は、ベランダのプランターだけでも十分に野菜を育てることができます。自分自身、家庭菜園のスタートはアパートのベランダでした。小さなプランター3つから始めて、ミニトマト、バジル、小松菜を同時に育てたのが最初の成功体験です。
この記事では、プランター栽培に必要な知識を網羅的に解説します。プランターの選び方から土の準備、おすすめ野菜、水やりのコツ、よくあるトラブルまで、これを読めばベランダ菜園を自信をもって始められるはずです。
プランター栽培のメリット
まず、プランター栽培ならではのメリットを確認しておきましょう。庭栽培にはない、プランター栽培ならではの良さがたくさんあります。
庭がなくても始められる
最大のメリットはこれです。マンション、アパート、一人暮らしのワンルームでも、ベランダや窓辺にスペースがあれば始められます。実際に自分がプランター栽培を始めたのは、1Kのアパートに住んでいたときでした。狭いベランダでしたが、プランター3つ分のスペースは確保できました。
管理がしやすい
プランターは限られた空間なので、雑草の処理も最小限で済みます。庭の畑だと雑草との戦いが大変ですが、プランターなら少し生えてもサッと抜けます。虫も庭より少なく、目が届きやすいので病気や異変にも早く気づけます。
移動ができる
これは意外と大きなメリットです。台風が来るときはプランターを室内に避難させられます。日当たりが足りなければ日が当たる場所に移動させることもできます。庭に植えた野菜は動かせませんが、プランターなら柔軟に対応できます。
自分も夏の突然のゲリラ豪雨のとき、室内にサッと取り込んで苗を守れたことが何回もあります。
土の入れ替えが簡単
庭の場合、連作障害(同じ場所で同じ野菜を育て続けると育ちが悪くなること)が問題になりますが、プランターなら土を丸ごと入れ替えればOKです。シーズンが終わったら古い土を処分して新しい培養土に替えるだけなので、連作障害を気にする必要がありません。
初期費用が安い
庭を整備するとなると結構な費用がかかりますが、プランター栽培ならプランター1つ+培養土+苗で合計1,000円以下からスタートできます。まずは1つだけ試してみて、楽しかったら増やしていくという始め方ができるのも魅力です。
プランターの選び方
プランター選びは、栽培の成功を大きく左右する重要なポイントです。育てる野菜に合ったプランターを選ぶことで、収穫量が大きく変わります。
サイズの目安
プランターのサイズは、育てる野菜の根の深さと株の大きさに合わせて選びます。小さすぎるプランターに大きな野菜を植えると、根が十分に張れず生育不良になってしまいます。
| 野菜の種類 | プランターの目安サイズ | 具体的な野菜の例 |
|---|---|---|
| 葉物野菜 | 幅40cm以上×深さ15cm以上 | 小松菜、レタス、ほうれん草、水菜 |
| ハーブ類 | 幅20cm以上×深さ15cm以上 | バジル、パセリ、ミント、しそ |
| 根菜類 | 幅30cm以上×深さ30cm以上 | ラディッシュ、小カブ、ミニ大根 |
| 実物野菜(小型) | 幅30cm以上×深さ30cm以上 | ミニトマト、ピーマン、とうがらし |
| 実物野菜(大型) | 幅40cm以上×深さ35cm以上 | きゅうり、ナス、中玉トマト |
失敗談:自分が最初にやった失敗は、100円ショップの浅いプランターでミニトマトを育てようとしたことです。根が張れず、苗がヒョロヒョロのまま実がほとんどなりませんでした。その後、深さ30cmの大きめのプランターに植え替えたら、同じ苗とは思えないほど元気に育ちました。
素材の特徴
プランターの素材によって、それぞれ特徴があります。
プラスチック製
最もポピュラーな素材です。軽くて持ち運びが簡単、値段も手頃(200〜1,000円程度)です。ただし、夏場は直射日光でプランター自体が熱くなり、土の温度が上がりすぎることがあります。黒いプランターは特に熱を吸収しやすいので、白や明るい色を選ぶと良いです。
素焼き(テラコッタ)
通気性が良く、余分な水分が蒸発しやすいので、根腐れしにくいのが特徴です。見た目もおしゃれです。ただし重いので、ベランダの耐荷重に注意が必要です。また、割れやすいのと、乾燥しやすいので水やりの頻度が増える点がデメリットです。
木製
ナチュラルな見た目が魅力で、インテリア性が高いです。通気性も良いです。ただし、水に弱く腐りやすいので、防腐処理されたものを選ぶか、内側にビニールを敷く工夫が必要です。
不織布プランター(フェルトプランター)
最近人気が出ている素材です。軽くて通気性が抜群、使わないときは折りたたんで収納できます。根が不織布に当たると自然に止まる「エアプルーニング」効果があり、根詰まりしにくいのが特徴です。自分も最近はこの不織布プランターを使うことが多くなりました。1つ300〜500円程度で買えます。
排水穴は必須
プランターを選ぶとき、底に排水穴があることを必ず確認してください。穴がないと水が溜まって根腐れの原因になります。おしゃれなポットや缶を使いたい場合は、底に自分で穴を開けるか、排水穴のあるインナーポットを入れて使う方法があります。
おすすめのプランター構成(初心者向け)
初めてベランダ菜園を始める方に、自分がおすすめする構成は以下の通りです。
- 大型プランター(幅60cm×深さ30cm程度)1つ:ミニトマト用
- 中型プランター(幅40cm×深さ20cm程度)1つ:葉物野菜用
- 小型プランター(幅20cm×深さ15cm程度)1つ:ハーブ用
この3つがあれば、ミニトマト+小松菜+バジルという最強の初心者セットが完成します。
プランターってこんなに種類があるんですね!不織布プランターっておしゃれですか?
うーん、見た目は布の袋って感じだから、おしゃれかどうかは好みかな(笑)でも機能性は抜群だよ。
なるほど(笑)初心者はまずプラスチックが無難ですかね?
そうだね。最初はプラスチックで全然OK。慣れてきたら不織布とか素焼きも試してみるといいよ。大事なのは、育てたい野菜に合ったサイズを選ぶことだね。
サイズ選びが一番大事なんですね。表を見ながら選びます!
土の準備
プランター栽培では、土選びが収穫量を大きく左右します。庭の土をそのままプランターに入れるのはNGです。庭の土は重くて水はけが悪く、プランターでは使いづらいです。
市販の野菜用培養土がベスト
プランター栽培では、市販の野菜用培養土をそのまま使うのがいちばん簡単で確実です。培養土はすでに以下の条件が整っています。
- pH(酸度)が調整済み
- 元肥(最初の肥料)が配合済み
- 排水性と保水性のバランスが良い
- 清潔で雑草の種が混入していない
ホームセンターに行くと、さまざまな培養土が売られています。選ぶポイントは以下の通りです。
| ポイント | おすすめ | 避けたほうがいい |
|---|---|---|
| 価格 | 14リットルで300〜600円 | 極端に安いもの(100円以下) |
| 表記 | 「野菜用」「花と野菜の培養土」 | 「観葉植物用」「花専用」 |
| 肥料 | 「元肥入り」と記載がある | 肥料が入っていないもの |
| メーカー | 有名メーカー(アイリスオーヤマ、プロトリーフなど) | 無名のノーブランド品 |
自分の失敗談ですが、最初にとにかく安い培養土を買ったら、水をあげてもすぐに乾いてしまう砂みたいな土で、野菜がまともに育ちませんでした。培養土は少し良いものを選んだほうが、結果的にコスパが良いです。
土の入れ方(正しい手順)
プランターに土を入れるとき、いくつかのコツがあります。正しく入れることで水はけが良くなり、根腐れを防げます。
手順1:鉢底ネットを敷く
排水穴の上に鉢底ネットを置きます。これがないと、水やりのたびに土が穴から流れ出てしまいます。100円ショップでも売っています。
手順2:鉢底石を敷く(2〜3cm)
鉢底ネットの上に、鉢底石(軽石)を2〜3cmの厚さに敷きます。これが排水層になって、余分な水がスムーズに排出されます。鉢底石の代わりに、発泡スチロールを砕いたものでも代用できます。軽量化にもなるので、ベランダの耐荷重が気になる方にはおすすめです。
手順3:培養土を入れる
鉢底石の上に培養土を入れます。ここでのポイントは、プランターの上端から2〜3cm下までにすること。この空間を「ウォータースペース」と言い、水やりのときに水が溜まるスペースになります。ギリギリまで土を入れると、水やりのときに水と一緒に土が流れ出てしまいます。
手順4:水をたっぷりかけてなじませる
土を入れたら、苗を植える前にたっぷり水をかけて土全体をなじませます。乾燥した培養土は水をはじくことがあるので、数回に分けて水をかけると良いです。
土の再利用について
シーズンが終わった後の土は、そのまま次のシーズンに使い回すのはおすすめしません。理由は以下の通りです。
- 栄養分が消費されて肥料分がなくなっている
- 病原菌や害虫の卵が残っている可能性がある
- 土の構造が崩れて水はけが悪くなっている
ただし、完全に捨てる必要はありません。土のリサイクル材(ホームセンターで300〜500円程度)を混ぜることで再生できます。自分は毎年、古い土にリサイクル材と新しい培養土を半分ずつ混ぜて使っています。
プランターに向く野菜
プランターでも意外と多くの野菜を育てられます。ただし、根が深く張る野菜や、大きく広がる野菜は向いていません。ここでは、プランター栽培で成功しやすい野菜を難易度別に紹介します。
超初心者向け(ほぼ確実に成功)
ミニトマト
プランター栽培の代表選手です。深さ30cm以上のプランターに1株植えて、支柱を立てれば、夏の間ずっと収穫が続きます。品種は「アイコ」が育てやすくて甘いので、自分は毎年アイコを植えています。
栽培のコツは、わき芽かきをこまめにやること。葉の付け根から出てくる小さな芽(わき芽)を早いうちに摘み取ることで、実に栄養が集中して大きくて甘いトマトが育ちます。
バジル
料理に使えるハーブの中で、最も育てやすいのがバジルです。小さなポットでも育てられますし、摘めば摘むほど脇芽が出てきて、こんもりと茂ります。ミニトマトと一緒に育てると、トマトとバジルのカプレーゼが自家製で作れて最高です。
小松菜
種まきから約1ヶ月で収穫できるスピード感が魅力です。深さ15cm程度の浅いプランターでも問題なく育ちます。秋に種をまくと虫も少なく育てやすいです。
ラディッシュ(二十日大根)
約20日で収穫できる、家庭菜園のスピードスターです。小さなプランターでもたくさん育てられます。赤くて可愛い見た目も楽しいです。サラダの彩りにぴったりです。
パセリ
丈夫で放っておいても勝手に育つ、手間いらずのハーブです。1株あれば十分な量が収穫でき、料理の添え物として大活躍します。スーパーで買うと意外と高いので、自分で育てるとかなり節約になります。
中級者向け(コツを掴めば成功)
きゅうり
つる性なので、支柱とネットの設置が必要です。プランターは大きめ(幅40cm以上×深さ35cm以上)を選んでください。水をたくさん消費するので、夏場は朝夕2回の水やりが必須です。自分はきゅうりの水やりを1日サボって、実がグニャッと曲がったことがあります。
ピーマン
ミニトマトと同じくらい育てやすいですが、肥料切れを起こしやすいのが注意点です。2週間に1回の追肥を忘れなければ、秋まで長期間収穫できます。1株で30個以上採れるので、ピーマン好きには最高です。
ナス
「肥料食い」「水食い」と言われるほど、肥料と水をたくさん必要とする野菜です。大きめのプランター(深さ35cm以上)に1株だけ植えて、しっかり管理すれば立派なナスが収穫できます。
枝豆
意外にもプランターで育てられます。深さ25cm以上のプランターに2〜3株植えます。種から育てるのが一般的で、発芽率も高いです。収穫してすぐに茹でた枝豆は、スーパーのものとは香りが全然違います。
プランターに向かない野菜
以下の野菜はプランター栽培には不向きです。
| 野菜 | 向かない理由 |
|---|---|
| スイカ | つるが数メートルに伸びる。根も深い |
| カボチャ | つるが広がりすぎる。実が重い |
| ゴボウ | 根が50cm以上になる |
| 長ネギ | 深さ30cm以上の土寄せが必要 |
| トウモロコシ | 背が高く風で倒れる。複数株必要 |
ミニトマトとバジルの組み合わせ、おしゃれですね!一緒に植えてもいいんですか?
いい質問!実はミニトマトとバジルは「コンパニオンプランツ」って言って、相性がいいんだよ。バジルが虫除けにもなるし。
え、そうなんですか!じゃあ同じプランターに植えてもいいんですか?
同じプランターだとちょっと窮屈になるかな。隣に並べて置くくらいがベストだね。でも小さいバジルの苗をトマトの根元に植える人もいるよ。
隣に並べておきます!きゅうりも気になるけど、まずはミニトマトとバジルから始めてみます!
それがいいと思う。最初に成功体験を作るのが大事だからね。
水やりのコツ
プランター栽培で最も重要と言っても過言ではないのが水やりです。庭の土と違い、プランターの土は乾きやすいです。特にベランダは風が通りやすく、コンクリートの照り返しもあるため、想像以上に水分が蒸発します。
水やりの基本ルール
ルール1:土の表面が乾いてからあげる
毎日決まった時間にあげるのではなく、土の表面を指で触って乾いていたら水をあげます。まだ湿っているのに水をあげると、根腐れの原因になります。
土の乾き具合の判断方法は以下の通りです。
| 状態 | 判断 | アクション |
|---|---|---|
| 土の表面が白っぽく乾いている | 乾いている | たっぷり水やり |
| 土の表面が茶色くしっとりしている | まだ湿っている | 水やり不要 |
| 土に指を1cm挿して湿り気がない | かなり乾いている | すぐにたっぷり水やり |
| 葉がしおれている | 水切れ | 日陰に移動して水やり |
ルール2:底から水が流れ出るまでたっぷりあげる
ちょろちょろと少量あげるのではなく、プランターの底の穴から水が流れ出るまでたっぷりあげましょう。これには2つの理由があります。
- 土全体に水が行き渡るようにするため
- 土の中の古い空気を水で押し出して、新鮮な空気を取り込むため(これを「水やりで空気を入れ替える」と言います)
ルール3:受け皿の水は必ず捨てる
プランターの下に受け皿を置いている場合、溜まった水は必ず捨ててください。水が溜まったままだと、根が常に水に浸かった状態になり、根腐れの原因になります。また、蚊の発生源にもなります。
水やりの時間帯
春・秋は朝1回
朝の涼しい時間帯(午前7〜9時頃)に1回たっぷりあげます。
夏は朝と夕方の2回
夏場は1日2回が基本です。朝は早めの時間帯(午前6〜7時頃)、夕方は日が傾いた時間帯(午後5〜6時頃)にあげます。昼間の暑い時間帯には絶対にあげないでください。熱い土に水をかけるとお湯になって根を傷めます。
自分もこの失敗をやったことがあります。真夏の昼に水切れに気づいて慌てて水をあげたら、お湯のような温度になってしまい、トマトの葉が一気にしおれてしまいました。
冬は控えめに
冬は植物の活動が鈍くなるため、水やりの頻度を減らします。土が乾いてから2〜3日おいてからあげるくらいで大丈夫です。
旅行・長期外出時の対策
1〜2日の外出なら、出かける前にたっぷり水をあげておけば大丈夫です。3日以上の場合は、以下の対策がおすすめです。
- 自動水やり器:タイマー付きの自動水やり器を設置する(2,000〜5,000円程度)
- 給水テープ:ペットボトルに水を入れて逆さにし、給水テープでプランターとつなげる(100円ショップにあります)
- 日陰に移動:直射日光を避けて日陰に移動させ、蒸発を抑える
- 友人・近隣に頼む:水やりをお願いできる人がいれば一番確実
肥料のあげ方
プランター栽培では、肥料管理がとても重要です。庭の土と違い、プランターの土は限られた量しかないため、栄養分がすぐに不足してしまいます。
肥料の基礎知識
肥料には大きく分けて3つの栄養素(三大栄養素)が含まれています。
| 栄養素 | 記号 | 役割 | 不足すると |
|---|---|---|---|
| 窒素(N) | N | 葉や茎を育てる | 葉が黄色くなる、成長が遅い |
| リン酸(P) | P | 花や実を育てる | 花が咲かない、実がならない |
| カリウム(K) | K | 根を育てる、耐病性を高める | 根が弱くなる、病気になりやすい |
肥料のパッケージに「8-8-8」や「10-10-10」と書かれているのは、この三大栄養素の割合を示しています。
元肥と追肥
元肥(もとごえ)
苗を植え付ける前に、土に混ぜ込む肥料のことです。市販の野菜用培養土を使っている場合は、すでに元肥が含まれているので、追加する必要はありません。
追肥(ついひ)
植え付けてから一定期間ごとに追加で与える肥料のことです。プランター栽培では、この追肥がとても重要です。培養土に含まれている元肥は、通常3〜4週間で消費されてしまいます。
追肥のタイミングと方法
| 肥料の種類 | 頻度 | 方法 | メリット |
|---|---|---|---|
| 液体肥料(液肥) | 1〜2週間に1回 | 水で薄めて水やりと一緒にあげる | 手軽で即効性がある |
| 固形肥料(置き肥) | 1ヶ月に1回 | プランターの端に置く | 長く効く、手間が少ない |
| 有機肥料 | 2〜3週間に1回 | 土に混ぜ込む | 土が良くなる、野菜が美味しくなる |
初心者には液体肥料がおすすめです。水やりのついでにあげられるので手間が少なく、効果も早く出ます。自分は「ハイポネックス」の液体肥料を使っています。水で500倍に薄めてあげるだけなので、とても簡単です。
肥料をあげるときの注意点
- 規定量を守る:多すぎると肥料焼けを起こして葉が枯れます
- 直接根にかけない:液肥は土にまんべんなくかけましょう
- 弱っている植物にはあげない:病気や水切れで弱っているときに肥料をあげると逆効果です。まず元気を回復させてから
- 収穫直前は控えめに:窒素肥料をあげすぎると、野菜の味が落ちることがあります
肥料って難しそう…。あげ忘れたらダメですか?
正直、あげ忘れることはよくある(笑)でも1回くらい忘れても大丈夫。問題は長期間全くあげないことだね。
ちょっと安心しました(笑)液体肥料なら水やりと一緒にできるから忘れにくそうですね。
そうそう。カレンダーに「肥料の日」ってメモしておくのもおすすめだよ。俺はスマホのリマインダーを2週間おきにセットしてる。
それいいですね!さっそく設定します!
ベランダ栽培の注意点
ベランダでの栽培には、庭とは違う注意点がいくつかあります。知っておかないとトラブルの原因になるので、しっかり確認しておきましょう。
マンションの規約を確認する
マンションによっては、ベランダでの栽培に制限がある場合があります。特に以下の点を確認してください。
- ベランダに物を置くことに関する規約
- 排水に関するルール(水やりの水が下の階に流れないか)
- 避難経路の確保(非常はしごの前にプランターを置かない)
風対策
ベランダは高層階ほど風が強くなります。強風でプランターが倒れたり、苗が折れたりすることがあります。
- プランターは低い位置に置く(手すりの上に置かない)
- 風が強い日は室内に取り込む
- 支柱はしっかりと深く挿す
- 重いプランターを選ぶか、プランターの下にレンガを置いて安定させる
耐荷重に注意
ベランダには耐荷重の制限があります。大きなプランターを何個も並べると、水を含んだ土の重さで相当な重量になります。一般的なマンションのベランダの耐荷重は1平方メートルあたり約180kgですが、念のためマンションの管理組合や管理会社に確認してください。
コンクリートの照り返し対策
ベランダのコンクリートは日光を吸収して高温になります。その熱がプランターに伝わり、根が傷むことがあります。対策として、以下のことをしてください。
- プランターの下にすのこやレンガを敷いて、コンクリートから離す
- プランターの周りに打ち水をする
- プランターをアルミシートで巻いて遮熱する
よくあるトラブルと対処法
プランター栽培で起こりやすいトラブルとその対処法をまとめます。自分も全部経験しました。
水のやりすぎ(根腐れ)
症状:葉がしおれる、黄色くなる、土がいつもジメジメしている、土の表面にカビが生える
原因:水のやりすぎで、根が酸素不足になっている
対処法:
- 水やりを数日間やめて、土を乾かす
- 受け皿の水が溜まっていたら捨てる
- ひどい場合は、根を確認して腐った部分(茶色くブヨブヨした根)を切り取り、新しい土に植え替える
日照不足(徒長)
症状:茎がヒョロヒョロと間延びする、葉の色が薄い、花が咲かない、実がならない
原因:日光が足りない
対処法:
- より日当たりの良い場所にプランターを移動する
- 壁にアルミシートを貼って光を反射させる
- 日照不足に強い野菜(小松菜、レタス、しそなど)に切り替える
プランターが小さすぎる(生育不良)
症状:野菜が大きくならない、すぐに水切れする、実が小さい
原因:根が張るスペースが足りない
対処法:
- 大きなプランターに植え替える
- 1つのプランターに植える株数を減らす
害虫被害
ベランダでも虫はやってきます。よく見かける害虫と対策は以下の通りです。
| 害虫 | 被害の特徴 | 対策 |
|---|---|---|
| アブラムシ | 新芽や葉の裏に群がる | 牛乳スプレー、テープで取る、てんとう虫を味方にする |
| ハダニ | 葉に白い斑点、葉裏にクモの巣状の糸 | 葉裏に水をかける、乾燥させない |
| アオムシ | 葉に穴が開く | 手で取る、防虫ネットをかける |
| コナジラミ | 白い小さな虫が飛び回る | 黄色い粘着テープ、防虫ネット |
自分の体験では、バジルにアブラムシが大量発生したことがあります。そのときは牛乳を薄めたスプレーを吹きかけて対処しました。牛乳が乾くとアブラムシの気門(呼吸する穴)を塞いで駆除できるのですが、翌日ちゃんと水で洗い流さないと臭くなるので注意してください。
連作障害
同じプランターで同じ科の野菜を続けて育てると、病気が出やすくなったり生育が悪くなったりします。
| 科 | 野菜の例 | 連作障害が出やすい年数 |
|---|---|---|
| ナス科 | トマト、ナス、ピーマン | 3〜4年 |
| ウリ科 | きゅうり、ゴーヤ | 2〜3年 |
| マメ科 | 枝豆、いんげん | 2〜3年 |
| アブラナ科 | 小松菜、キャベツ | 1〜2年 |
プランター栽培の場合、土を入れ替えれば連作障害は防げます。シーズンが終わったら土を新しくするか、リサイクル材を使って再生させましょう。
まとめ
プランター栽培は、庭がなくてもベランダさえあれば誰でも始められる手軽な家庭菜園の方法です。この記事のポイントをまとめます。
- プランターは育てる野菜に合ったサイズを選ぶ。小さすぎは失敗のもと
- 土は市販の野菜用培養土がいちばん簡単で確実
- **水やりは「土が乾いたらたっぷり」**が基本。夏は朝夕2回
- 液体肥料を2週間に1回あげるだけで、収穫量がグッと変わる
- 最初はミニトマト+バジル+小松菜の3つセットがおすすめ
- ベランダの風・日当たり・耐荷重は事前に確認を
- 受け皿の水はこまめに捨てる。根腐れと蚊の発生を防ぐ
- 土は毎シーズン入れ替えるか再生させて連作障害を防ぐ
プランター栽培はベランダでも手軽に始められます。最初から完璧を目指す必要はありません。まずは1つのプランターで1種類の野菜から始めてみてください。採れたて野菜の美味しさを一度体験したら、きっとやめられなくなりますよ。
ベランダ菜園、すごく楽しそうです!まずはミニトマトとバジルを並べて育ててみます!
いいね!トマトとバジルが育ったら、モッツァレラチーズを買ってきてカプレーゼを作ってみて。自分で育てた素材で作る料理は格別だよ。
わあ、おしゃれ!絶対やります!あと、水やりのリマインダーも設定しておきますね。
うん、最初のうちは水やりの感覚を掴むまでは、毎朝土を触ってチェックする癖をつけるといいよ。そのうち見ただけで分かるようになるから。
分かりました!まずはこの週末にホームセンターに行ってきます!ありがとうございました〜!
いってらっしゃい!何か困ったことがあればいつでも聞いてね。楽しいベランダ菜園ライフを〜!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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